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水は体内においてもっとも豊富な物質です。すべての細胞が水に浸された状態で存在し、体内の55〜75%は水分で占められています。またあなたが食べる食物にも水分は含まれています。

水分がどれほど重要かといいますと体内から10%水が消失すれば十分な活動ができなくなり、20%水が消失すれば死に至るほどです。

水には様々な働きがありますがここでは運動に関係するものについてちょっと見ていきましょう。

体温調節は水分によって行われます(発汗)。逆を言うと水分がないと体温調節ができないともいえます。

また水は関節や消化システムを円滑に働かせるため、エネルギー生成にとっても重要な働きを持っています。もし腎臓に十分な水分が送られなかったら、肝臓はより多くの毒素を解毒することを強いられます。このようなことが起こると、肝臓は食物の代謝を含むその他の働きを十分に行うことができなくなってしまいます。

また水はワークアウトからの回復促進、脂肪をエネルギーとして利用すること、細胞が正常に働くために必要です。水分が足りないとこれらの働きはすべて低下します。

水は摂取した糖分をエネルギーとして貯蔵する際にも関与しています。糖質を取る際に十分な水を取らない場合、貯蔵までのプロセスが円滑に行われず貯蔵されるはずのグルコースは肝臓に到達できずに血中に留まったままになってしまいます。そして血中に留まり続けた場合それは脂肪として蓄えられることになります。

減量中にも水は何よりも必須アイテムといえるでしょう。十分な水を確保できていれば肝臓において脂肪の代謝を効果的に行うことができます。またカーボローディングを行う際に効果的に血中にあるブドウ糖をグリコーゲンとして貯蔵することができます。

活動的な人はそうではない人と比べてより多くの水を摂取しなくてはなりません。たとえばスポーツなどを行っている人で体内の水分がわずか4〜5%低下しただけでそのパフォーマンスは20〜30%低下するといわれています。ですから活動前、運動前などは糖質といっしょに十分な水を取っておくといいでしょう。

あなたが喉が渇いたなあと思ったとき、すでに体内では脱水が始まっています。

筋肉と水についてちょっと考えて見ましょうか。体内に含まれる水の割合は5割から7割ほど、しかし筋肉はそれよりも水分が占める割合が高く7割から8割ほどになります。

流れがなく堆積物が溢れている汚い川より、流れがあり澄んだ川のほうが水がスムーズに流れていけるのと一緒で、常に体内にある水分は入れ替えられるほうが栄養を送り込んだり、老廃物や毒物を溜め込まないためにも効果的です。

っというわけで今日からは水を沢山、最低でも出ていく分だけでも飲むようにしましょう
 
 
 
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