STRATEGIC TRAINING SYSTEM

| トレーニングのホームへ | YYOKOTA.NETのホームへ |

◆トレーニングにおける優先順位

前回はトレーニングを行う目的について見ました。今回は目的を明確 にした上で自分がどのようなトレーニングを行えば良いのか見ていき ましょう。


◆トレーニング内容の具体化

前回同様、健康維持や体形を少しでも良くしたいという目的でトレー ニングする人と競技能力向上目的でトレーニングを行う人、大きく二 つに分けて考えて見ましょう。


◆健康維持や体形改善目的の人たちのトレーニング

健康維持や体形を少しでも良くしたいという目的でトレーニングを行 う人・・・って言ってもその目的は様々ですよね。例えば、ビール腹 を引っ込めたい、適度な体形が保てればそれで満足だ、夏までに少し くらい見栄えのする体を作りたい、腕を少しだけ太くしたいなど。

適度な体形が保てればもうそれで満足だという人は前回も述べました がそれほどしんどい思いをする必要はありません。どのトレーニング を行うのでも限界まで追い込まなくて良いです。 トレーニング種目においてもそうですがマシンなどで全身を回しても 良いですし、中重量のダンベルで適度に全身を刺激するのでも構いま せん。フリーウエイトも時々扱っても良いですが無理して怪我をしな いようにしてください。

一方、夏までに見栄えのする体を作りたいという人はどうでしょうか。 この場合、体を変えるためにそれなりの刺激が必要となりますのでト レーニングにおいてもマシンなどよりダンベルやバーベルなどのフリ ーウエイトを用いて細かい筋肉まで刺激する必要があります。

まあとは言っても競技選手ほど全身隈なく鍛える必要もありませんの で自分が絶対にここだけは変えたい!と思う部分から優先的に鍛えて いけばよいでしょう。


◆競技能力向上目的の人のトレーニング

競技能力向上目的でトレーニングする人はフリーウエイトのトレーニ ング、集中して毎回使用重量を更新させるのは当然、あとは自分の行 う競技で使う筋肉や必要とされる能力に優先順位を付け、それに従っ てトレーニングプログラムを構成する必要があります。 競技能力向上にトレーニングを活かす為にはここが一番重要なポイン トです。

トレーニングの基本はフリーウエイト、大筋群から小筋群へという順 序で行うものですが、競技によってはそれとは異なったトレーニング を優先して一番目に行う場合もあります。 ルールを頭に入れながらもルールに縛られないことが重要です。

例えば体の前面を良く使うような競技でも実はその拮抗筋である背面 が重要であったり、あまり重要に思っていなかった細かい部分をおざ なりにしているが故に自分の競技能力向上の足を引っ張っている可能性もあるんです。

自分自身の体、競技の特性について考えて見ましょう。 あなたのトレーニングの目的、目標達成のために今一番必要とされて いるトレーニングはどんなものですか?

どのような能力を伸ばすこと が現在のあなたにとってもっとも有益でしょう?

今はその能力を伸ばすようなトレーニングをメインにして行っていま すか?

トレーニングとは行う人の目的による特異性を考えなければ、効果を 十分に体感できません。 本や雑誌通りのトレーニングをやめてまずは自分の体とその目標につ いて考えてみませんか?

これは競技能力向上を目的として行う人だけを指して言っているので ありません。 ちょっといい体を作りたい人も鏡に映る自分を見てあ〜腕を太くした いな〜とか胸板を厚くしたいな〜、腹引っ込めたいな〜とかあるでし ょう。

そんな単純な動機からトレーニングメニューを構成したらいい んですよ。腹を引っ込めたい人は腹が引っ込めばそれでいいわけです から。

例えば、まず腕を太くして、そのあと胸板を厚くして、あと腹筋もも う少しついてたらいいかなと思うのであれば、

1腕のトレーニング(バーベルカール、トライセップスエクステンシ ョン)
2胸のトレーニング(ベンチプレス、ダンベルフライ)
3腹のトレーニング(クランチ、レッグレイズ、サイドベント) ってな感じでトレーニングを進めていけばよいのです。

 
 
 
Copyright : YUKI YOKOTA