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                                                      姿勢と体型と骨格から考えるトレーニングパート1
 
 トレーニングは100人いれば100通りのやり方があると言われますが、目的、遺伝的要因、内分泌(ホルモン)、栄養状態、腸内環境以外で、物理的なこと(姿勢、体型、骨格など)から考えてみました。
 
 まずは負荷をかける以前の身体のバランス、怪我をしやすいパターンを、姿勢の分類から見ていってみましょう。
 
 ●脊柱の弯曲による姿勢の分類(ケンダルの分類)
 
 
  
 1.ノーマル(理想姿勢)
 
 
 2.ロードシス(前弯型):反り腰
 
 ・短縮、優勢になりやすい筋: 胸腰部脊柱起立筋群、股関節屈筋群、梨状筋
 
 ・延長、弱化しやすい筋: 前腹部筋群、腰仙部脊柱起立筋、大臀筋、ハムストリングス
 
 
 3.カイホロードシス(後弯前弯型):反り腰&猫背
 
 ・短縮、優勢になりやすい筋: 頸部伸筋群(後頭下筋群)、斜角筋、肩甲挙筋、腰部脊柱起立筋群、腸腰筋、大腿筋膜張筋、大腿直筋、前鋸筋、大、小胸筋、僧帽筋上部、股関節屈筋群
 
 ・延長、弱化しやすい筋: 頸部屈筋群、胸腰部脊柱起立筋群、腹直筋、外、内腹斜筋、腹横筋、大臀筋、ハムストリングス(軽度)、僧帽筋中下部、菱形筋、前鋸筋(翼状肩甲の場合)
 
 
 4.フラットバック(平背型)
 
 ・短縮、優勢になりやすい筋:ハムストリングス、腹筋群
 
 ・延長、弱化しやすい筋:股関節屈筋群、腸腰筋、
 
 
 5.スウェイバック(後弯平背型):猫背&骨盤後傾ぎみ
 
 ・短縮、優勢になりやすい筋:ハムストリングス、内腹斜、大腿筋膜張筋と腸頸靭帯の短縮
 
 ・延長、弱化しやすい筋:股関節屈筋群、脊柱起立筋、大臀筋、外腹斜筋、上背部筋群、頸部屈筋群、大腿四頭筋の広筋群
 
 
 不良姿勢は、先天的なものもありますが、日常生活の癖が積み重なって起こっていることのほうが多いです。
 
 短縮、優勢になりやすい筋がガチガチになってしまわないように緩めてあげることと、延長、弱化しやすい筋を活性化させること(収縮させる)によってインバランスが改善され、怪我もしにくくなり、本来持っているパフォーマンスも発揮しやすくなります。
 
 パート2(体型編)につづく
 
 参考
 マッスルインバランスの理学療法
 ケンダル 筋:機能とテスト
 姿勢の教科書
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