●International Society of Sports Nutrition position stand: meal frequency.
La Bounty PM, Campbell BI,
1. デスクワーク中心の人達において食事回数の増加は身体組成に影響を与えない。
2. アスリートにおいてはタンパク質の量が適切であれば、減量中食事回数を増やすことによって除脂肪体重の維持につながる。
3. 高回数の食事はLDLコレステロール、トータルコレステロール、インスリンにおいてプラスの効果をもたらす。
4. 熱産生、トータルエネルギー消費、安静時代謝率においてはそれほどの違いはない。
5. 高回数の食事は空腹感を減らし、食欲のコントロールをするのに役立つ。
●Acute appetite reduction associated with an increased frequency of eating in obese males.
Speechly DP, Rogers GG,
同じ糖尿病男性を被験者にして、複数の食事と一食を比較した場合、前者のほうが27%総摂取量を低くく抑えることが出来た。長時間、血中インスリン濃度の増加が軽減されている状態は急激な食欲の低下を促進していると考えられる。
●Effect of the pattern of food intake on human energy metabolism.
Verboeket-van de Venne WP
1日2食のグループと7食に分けるグループを比較した場合、24時間のエネルギー消費、1日の代謝速度に関して大きな違いはなかった。さらに基礎代謝率、食事誘導熱産生(DIT)においても違いはなかった。2食グループにおいてDITは増加したが、時間経過と共に中和された。
●Compared with nibbling, neither gorging nor a morning fast affect short-term energy balance in obese patients in a chamber calorimeter.
Taylor MA, Garrow JS
●Influence of the feeding frequency on nutrient utilization in man: consequences for energy metabolism.
Verboeket-van de Venne WP, Westerterp KR.
1日2食のグループと7食に分けるグループを比較した場合、24時間のエネルギー消費、栄養の利用効率、タンパク質の酸化、はどちらのパターンもそれほど違いはなかった。2食のグループにおいては、食後の炭水化物の酸化が大幅に促されたが、それ以外の時間帯においては低下し、それを補うべく脂肪の酸化が促された。一方、7食のグループの炭水化物、脂肪の酸化は1日を通して安定したままだった。
●Frequency of feeding, weight reduction and energy metabolism.
Verboeket-van de Venne WP, Westerterp KR.
ダイエット2~4週間では睡眠代謝率(SMR)にも大きな違いはなかった。4週目以降において頻繁に食べる方がSMRは低下した。