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高強度トレーニング>両方を組み合わせたトレーニング>加圧トレーニング

東京大学の研究者によって、European Journal of Applied Physiologyにて発表された文献で、加圧と高強度トレーニング、その両方を組み合わせた場合の筋力、筋量の変化についてまとめられたものである。

結論を先に書くと、大きな結果が得られた順番で、

高強度トレーニング>両方を組み合わせたトレーニング>加圧トレーニングとなった。

つまり、健康な人、また怪我のないアスリートは高強度で物理的刺激を与えたほうが早く結果が得られる。

ただ物理的刺激一辺倒では筋力の伸びもいつかは止まるし、怪我のリスクも高くなるので、化学的刺激とうまい具合に組み合わせて行きたいところである。

Eur J Appl Physiol. 2011 Mar 1. [Epub ahead of print]
Combined effects of low-intensity blood flow restriction training and high-intensity resistance
Yasuda T, Ogasawara R, Sakamaki M, Ozaki H, Sato Y, Abe T.

22~32歳までの若い男性40名を無作為に

●75%1RMの高強度トレーニング(HI-RT)
●30%1RMの加圧トレーニング(LI-BFR)
●その両方を組み合わせたトレーニング(CB-RT)
●トレーニングなし(CON)

の4つのグループに分けて、それぞれ週三回(両方のグループは加圧2回、高強度トレ1回)、6週間に渡ってベンチプレスの挙上について比較した場合、、結果は以下のとおりとなった。

●1RM HI-RT(19.9%)、CB-RT(15.3%)、LI-BFR(8.7%, p < 0.05)
●最大等尺性肘関節屈曲 HI-RT (11.3%)、CB-RT (6.6%) 、LI-BFR 変化なし(-0.2%)
●三頭筋の断面積 HI-RT (8.6%)、 CB-RT (7.2%)、 LI-BFR (4.4%) 
●等尺性筋力 HI-RT (3.3%) 、LI-BFR (-3.5%) 、CON(-0.1%)
●動的筋力 HI-RT(10.5%)、CB-RT(6.7%)、 CON 変化なし




 
 
 
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