トレーニングを行う際、技術的な問題以外で最も優先させるべきことは目標設定である。
これが具体化されない限り、トレーニングを行う効率は格段に下がるといっても過言ではない。
- 1.生活の中でのトレーニングの位置づけ
- 体は資本であると言われるが、過度に求めると、時間的にもエネルギー的にもその他の事柄の優先順位は落とさざると得ない。従って、無駄なエネルギーや時間を使わずに、自分にとって必要な結果を求めるために生活の中でトレーニングのどのような優先順位に置くか考える必要がある。
- 2.トレーニングの目的
- 次に考えることは、トレーニングの目的である。
- 自分のトレーニングの目的は何なのか。
- 健康維持、機能性の向上、筋肥大、筋力アップ、持久力の向上、競技能力の向上など、重複する点があるとはいえ、目的によってはトレーニング内容は大幅に異なる。
- 3.トレーニング内容
- トレーニング目的が定まれば、あとは1と2の項目に沿ったプログラムを作成、実施する。
例えば、ボディデザインであれば、理想の身体のラインをイメージし、そこから必要な種目を選定する。
*首から肩にかけてのライン(首、僧房、三角筋)
*体幹の上部のライン(胸、上背部、中背部)
*腕のライン(三頭、二頭、前腕)
*体幹の中央のライン(下背部、腹)
*下半身のライン(四頭、ハム、内転、臀部、カーフ)
競技能力の向上であれ、健康維持であれ、特異性を考慮する(現状と目的に沿ったトレーニングを行う)という点は共通している。
- 4.トレーニング内容のさらなる具体化
- 体の調子を左右する因子は、大きなことから小さなことまで多岐にわたるが、これらをうまく調整、調和させることできれば、更なる効率化を図ることが出来る。
- トレーニング
・トレーニングを行う環境(設備、時間帯、気温、湿度)←自分で調節可能なものは調節していく。
・プログラムの構成(種目、種目数、種目の順番、部位の組み合わせ)
・トレーニングの強度、頻度、ボリューム
・各種目のセット数、テンポ、インターバル
・トレーニング器具の使い分け
(バーベル、ダンベル、ケーブル、マシン、チューブ、自重)
・トレーニングのフォーム
(可動域の調節、動作中の肘、膝、指の角度、方向、姿勢、重心、重心移動、身体の使い方、呼吸の仕方)
- 食事、サプリメント
・食事のタイミング、量、頻度、食べ合わせ
・食事のサイクリング ・活性酸素、糖化対策 ・腸内環境の調整
・効果的なサプリメントの摂取の仕方
- 内部、および外部環境の調整
・姿勢と呼吸の調整 ・筋肉、筋膜、関節の調整 ・ストレッチ(強度、頻度、ボリューム、テンポ、可動域、負荷の調整)
・ストレスマネジメント ・自律神経、睡眠の調整 ・心循環、抹消循環の調整
- トレーニングの実施
・トレーニングサイクル、トレーニングプログラムの作成
・トレーニングの準備、トレーニング中の調節、調整
・トレーニング前の食事、サプリメント摂取のタイミング、量、食べ合わせ
・筋バランス、筋出力向上のための筋肉調整
・電解質バランスの調節
・自律神経の調節
・メンタルセッティング
・トレーニング記録のつけ方
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