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ここではハーブの具体的な効能について見ていきましょう。


ハーブは体にいいとよく言われますが具体的にどのようにいいか見てみましょう。
  • ハーブには抗酸化物質が含まれている。
  • トレーニングや大会等で加わるストレス等の軽減。
  • ハーブには大量にビタミンやミネラルが含まれている。
  • エネルギーレベルを向上させる。
  • 免疫機能を向上させる
  • 内分泌系機能や筋細胞の修復、成長を助ける。
  • 脂肪の少ない食事や味気のない食事に香り、風味付けとして利用することが出来る。
などが挙げられます。



ではさらに具体的な効能についてみていってみましょう。

強壮剤:
肝臓、腎臓、大腸、血液の正常化、治癒能力の促進、免役機能の向上に働きかけるハーブとしてシベリア人参、チャパラール、ダンデライオン(セイヨウタンポポ)、アロエベラ(バルバドスアロエ)、エキナセア(ホソババレンギク)、イエロードック、ゴールデンシール(血圧上昇、妊婦はだめ)など

代替機能:
肝臓や腎臓、肺、肌、その他の器官の解毒作用、血中の毒素の中和(血液の洗浄機能)を助けるハーブとしてネットル、クリーバー、バードック(ゴボウ)、ダンデライオン(セイヨウタンポポ)、イエロードック、レッドクローバー(ムラサキツメクサ)、チャパラール、オレゴングレープ(ヒイラギメギ)など

粘膜の炎症:
肺、副鼻腔、のどなどの粘液分泌の超過を防ぐ、また有酸素機能を必要とする競技選手の酸素の取り込みを助けるハーブとしてゴールデンロッド、エルダートゥリー(セイヨウニワトコ)、アイブライト(ヤクヨウコゴメグサ)など

抗炎症剤:
抗炎症作用のある代表的なものにヴォラティールオイルがあげられます。またこれには神経機能、筋の痙攣などに対するリラクゼーション効果、バクテリアに対抗する作用があります。その他にもカモミール(カミツレ)、レモンバルム(セイヨウヤマハッカ、コウスイヤマハッカ)、ペパーミント(セイヨウハッカ)、メドースウィート(セイヨウナツユキソウ)、ウィローバーク(ヤナギの樹皮)、ドグビーン、ワイルドヤム(ヤセイヤマノイモ)など

抗細菌・抗バクテリア
微生物や細菌、バクテリアは体のシステムに異常をきたし、時として病気の原因となることがあります。
このような場合は免疫機能を強化、また抗細菌、抗バクテリアの作用のあるハーブを摂取することが効果的だといわれています。代表的なものにはチャパラール、エキナセア、ガーリック、ゴールデンシールなどがあげられます。

抗痙攣:
抗痙攣の作用のあるハーブを摂取することで筋肉の痙攣、筋肉、神経、また生理学的な緊張を軽減させるといわれています。アスリートにとって覚えておいて損はないでしょう。ブラックハウ、グリンデリア、ロべりア、アンゼリカ、ペパーミントなどが代表的なものとして挙げられます。

収斂剤:
収斂とは血管を収縮させる、タンパク質分子を結合させることによって組織同士をしっかり結びつけるというという意味で用いられ、擦り傷や切り傷、下痢、副鼻腔炎、歯性上顎洞炎などの症状において用いられます。収斂剤として用いられるハーブにはホワイトオーク、ピプシッセワ、ホースチェストナット、ウィッチヘーゼル、アグラモニー、クレインズビルなどが挙げられます。

苦味:
良薬口に苦しとはよく言ったもので、苦味のあるハーブを摂取すると体は解毒作用を促し、消化液、肝液の生成を増加させ、肝臓は解毒機能を増加させます。また苦味ハーブは腸機能の働きを促進させるので体重を増加させていかなければならないアスリートなどにとってもとっておきたいハーブでしょう。代表的なものにジェンチアン、シトラスピール、アンゼリカ、バーベリー、バードック、ダンデライオン、マグウォート、ウォアーハウンド、エレカムパーネ、ターメリック、ジンセンなどが挙げられます。

鎮静剤:
アロマオイルは腸壁の炎症を抑え、その結果消化管の機能を正常化させる言われています。これにより胃腸の機能が正常化されると食べ物をしっかり消化、吸収することができ、消化不良や炎症を起こすことも少なくなる可能性があります。鎮静剤として用いられるハーブの代表的なものにクミン、フェンネル、ジンジャー、ペパーミントなどが挙げられます。

緩和剤:
緩和剤として使用されるハーブは肝臓、膀胱、粘膜などの炎症を抑えるのに効果があるとして使用されます。肝臓や膀胱が炎症を起こすと老廃物の除去などが正常に行われなくなる、粘膜が炎症を起こしている状態だと呼吸を行うのが困難になるなどの症状が挙げられます。緩和剤として使用されるハーブにはコンフレイ、リコライス、マーシュマロー(ウスベニタチアオイ)、スリッペリーエルムなどがあります。

発汗薬:
発汗はその名のとおり汗をかくということを指します。汗をかくと皮膚(毛孔)から有害な毒素、老廃物を排出することができます。これにより肝臓や血液、膀胱などの機能の正常化、また皮膚代謝を促進させることにより乾癬やアトピーなどの皮膚疾患の予防にもなります。発汗薬として使用されるハーブにはバジル、クリサンセマム、ジンジャー、レモンバルム、ペパーミントなどがあります。

利尿剤:
利尿剤として使用されるハーブを使用することで体内の毒物、老廃物を除去することができます。ただこれらのハーブは同時にミネラルの排出をも促進させるので長期間、もしくは強度の高いトレーニングをするさいの摂取には十分に注意しましょう。代表的なハーブとしてはパセリルート、ウバウルシ、コーンシルク、アルファルファ、ジュニパーベリーズ、アンチチョーク、アスパラガス、アストラガルス、ブチュー、バードック、セロリー、チャパラール、ダンデライオン、カバカバ、サルサペリラなどが挙げられます。

去痰剤・排痰剤:
去痰剤は肺の機能を助ける、痰を除去する、また気管支炎や喘息にも効果があるとして使用されています。代表的なハーブとしてサンデェウ、ワイルドチェリーバーク、スカンクキャベッジ、ブラッドルートなどが挙げられます。

肝臓のためのハーブ:
肝臓のためのハーブを摂取することによって肝液の分泌が増加し、老廃物を除去し、解毒作用を助けます。またスポーツ選手にとっては乳酸を分解するのも肝臓の働きですから肝臓の機能は常に好調にしておきたいものです。肝臓のためのハーブとして代表的なものにバーベリー(メギ)、ダンデライオンルート、オレゴングレープ、ミルクシストール、バルモニー、ジェンチアンなどが挙げられます。

降圧剤:
降圧剤とは血圧を正常化させる働きのあるという意味で、高血圧の人などにしばしば用いられます。代表的なものにホーソーン、リンデンブロッサム、ギンコビロバ、ガーリック、マザーウォートなどが挙げられます。

睡眠薬:
ここで意味する睡眠薬とは昏睡状態や幻覚が出てしまうなどの睡眠薬を大量に投与した状態ではなく、あくまでもハーブの摂取によって寝つきまでの時間を短くする、睡眠の質を向上させるという意味で用いられます。代表的なものにバレリアン、カリフォルニアポピー、ロべりア、スカルキャップ、レモンバルム、ペパーミント、シベリアジンセンなどが挙げられます。

男性機能:
生殖器官が正常に働くことによってホルモンバランスが正常に機能し、性的不全を改善するだけではなく、細胞の回復促進、肝機能の向上、食べ物の吸収率の改善、同化作用の促進、エネルギーレベルや代謝機能、脳の機能を拡充させるといわれています。男性の生殖器官によいハーブといわれているものにはワイルドヤム、ブラックコホシュ、ソーパルメット(ノコギリヤシ)、ダミアナ、チェストベリー、セントジョーンズワート、ワイルドオーツ、ビターハーブがあげられます。

女性機能:
女性のためのハーブとしてはチェストベリー、ブルーコホシュ(ルイヨウボタン)、ブラックコホシュ、ビターハーブが挙げられます。
なぜ男性機能のハーブと分けたかというと、たとえばチェストベリーなどは女性ホルモンの元となる成分が含まれており、特に青年期の男性にとってはホルモン分泌に影響を与える可能性があるからです。お年寄りなどホルモン分泌が低下している人だったらいいですが。

神経鎮痛剤:
神経鎮痛剤となるハーブは脳の神経システム、中枢神経、神経筋システム、交感神経、副交感神経を正常化させるといわれています。代表的なものにはスカルキャップ、セントジョーンズワート、マザーワート、ロべりア、バレリアンなどがあげられます。

発赤剤:
発赤とは血流を促進させるという意味です。血流を促進させることにより細胞に栄養を送り込んだり、関節炎や筋肉の痛みを軽減させるのに効果があるとして使用されています。代表的なハーブとしてはブラックペッパー、カイェイン、マスタードなどが挙げられます。

外傷治療薬:
切り傷や擦り傷、打撲などコンタクトスポーツでよくありがちな外傷に対してアリカ、カレンデュラ、チックウィード(ハコベ)などのハーブが使用されます。これらをハーブを使用することによって外傷部位の血流を促進させ、回復を促すといわれています。


 
 
 
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