活性酸素と抗酸化物質
活性酸素と戦ってくれるのは抗酸化物質と呼ばれるものである。
●スーパーオキシドにはSOD、亜鉛、ビタミンC、バードック
●過酸化水素にはカタラーゼ、グルタチオン、N−アセチルシステイン、セレン、緑茶、バードック
●ヒドロキシラジカルにはビタミンE、カロテノイド、メチオニン、バードック
●一重項酸素にはビタミンE、ビタミンA、ルテイン
●過酸化脂質にはビタミンE、コエンザイムQ10
活性酸素に連鎖的な反応があったのと同じように、抗酸化物質にもそのような作用があり、たとえば、アルファリポ酸はそれ自体の効能以外に
・ビタミンC、ビタミンEを再利用する、
・グルタチオンの生成を促す
・コエンザイムQ10の吸収を助ける
などの作用がある。
他にも強い抗酸化力があるといわれる
オリゴメリックポリアントシアニジン(OPCs)
アスタキサンチン
ピクノジェノール
ビルベリー
クルクミン
フラボノイド
ガーリック
ギンコビロバ
メラトニン
NADH
シリマリン
といったものがある。
現在知られている限りでは、OPCs(ぶどうの種や、フランス海洋松の樹皮、ピーナッツの皮にも含まれる)が最も強力な抗酸化物質を持つといわれているが、これよりもさらに安価で抗酸化力の強い物質が発見される可能性があり、今後の新たな研究が待たれるところである。