それぞれの消費カロリーと比較して
・持久的トレーニング= 28661 cals
・インターバルトレーニング= 13614 cals (半分以下)
消費カロリーは半分以下にもかかわらず、インターバルトレーニンググループの方が9倍多くの脂肪を燃焼した。
Impact of exercise intensity on body fatness and skeletal muscle metabolism.
■運動とEPOCの効果
有酸素運動においては優位なEPOCの上昇は見られなかった。ウエイトトレーニングにおいては、50~55%RMの軽めの負荷でも、トレーニング後のEPOCは中、高強度トレーニングと同様に上昇した。
ちなみに ショートインターバル(30秒)と、 セットトレーニング(120秒)の比較(総トレーニング量は同じ)では、ショートインターバルの方がEPOCが上昇した。
Effects of different strength training methods on postexercise energetic expenditure.
Effects of standard set and circuit weight training on excess post-exercise oxygen consumption.
■高強度トレーニングとEPOCの持続時間
ベンチプレス、パワークリーン、スクワットの三つからなるトレーニングを10RM、サーキット式(4周=計12セット、合計31分)で行ったところ、EPOCはトレーニング後38時間上昇していた。
これらの結果から、脂肪燃焼プログラムにおける高強度トレーニングの重要性を示唆しているといえる
Effect of an acute period of resistance exercise on excess post-exercise oxygen consumption (EPOC): implications for body fat management.
■トレーニングの組み合わせとEPOC
@ウエイト(7種のリフト)のみ
Aラン(トレッドミルで25分)のみ
Bラン→ウエイト
Cウエイト→ラン
を比較した場合、
運動中の酸素消費量(Vo2 )はCウエイト→ラン>@ウエイトのみ、Bラン→ウエイトだったが、トレーニング10分後の測定では@ウエイトのみ、Bラン→ウエイトの方が高かった。
また20~30分後の測定では@ウエイトのみがランのみに対して優位に高くなった。
Aerobic and resistance exercise sequence affects excess postexercise oxygen consumption.
●結論
目的にもよるが、筋肉を肥大させて、脂肪をつけたくない場合は、基本高強度and/or高重量でトレーニングを行うほうが良いし、有酸素を行うのであればHIIT(高強度インターバルトレーニング)の方が良い
しんどいけど(笑)。
高強度、高重量、HIITばかりで行うと関節への負担や中枢神経の疲労が蓄積し、どこかで限界がくるので、必ず強度の調節は必要である。