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トレーニング中や競技中、また寝ているときなど結構足が攣ってしま って不快な思いをする人は少なくはないですよね。 というわけで今回は筋肉の攣りについて書いていきたいと思います。 通常、筋肉は使用されるときに収縮し力を発生し、その後、別の動作 に移行する際には弛緩、元の位置に戻る場合は伸張します。 筋肉が攣るというのは様々な原因により、これが収縮→収縮→収縮→ 収縮といったように収縮したままになってしまう状態のこといいます。

◆攣りの原因

では早速、代表的な攣りの原因について見ていってみましょう。筋肉の攣りの原因はたいてい電解質(カリウムやカルシウム、マグネ シウムなどのミネラル分)のバランスが崩れること、ビタミンEの欠乏 によって起こります。 それ以外の原因としては(それ以外の原因といっても結局は電解質バランスが崩れることによって起こることが多いんですが)、 以下のようなものが挙げられます。

●脱水
●不慣れな過度の運動
●長時間同じ姿勢のままでいること(座り続けたり、立ち続けたり、 横になり続ける)
●貧血
●喫煙
●不活動(ベットに寝たままなど)
●線維筋肉痛(肩凝りや腰痛等の筋肉痛に鬱、不眠等の症状を含んだも の)
●ホルモンバランスの崩れ
●関節炎

また高血圧や心臓疾患の場合に利尿剤が使用されることがあるのです が、この利尿作用によって筋肉が攣る場合もあるようです。 と結局、筋肉の攣りはミネラルバランスの崩れからくることが多いの ですが、血液の循環自体が悪いことも攣りを引き起こす原因となるこ とがあります。


◆攣りを防ぐための対処法

攣りを防ぐためにはどうしたらよいのでしょうか?

●一日を通して良質な水を十分に飲むようにする。 特に運動前、運動中は小まめに取り、脱水状態にならないようにする。 *利尿作用のあるカフェインを摂取する際、クレアチンを取る際にはさらにもう少し水を多めに取るように心がける必要がある。

●ミネラル不足に陥らないように普段の食事、サプリメントなどでミ ネラルを補うようにする。

●高血圧や心臓疾患などで利尿剤を使用する際にはカリウムサプリメ ントを取ること。ただし、カリウム保持性利尿薬を投与する際は取ら なくて良い。詳しいことは医師と相談すること。

●処理されていない純粋なフラキシードオイル(亜麻仁油)、もしく はオリーブ油、キャノーラ油を良く攣る部位に塗る。 温かいお風呂にオイルを25〜30滴ほど入れて浸かっても良い。

●筋肉を使ったら、ストレッチand/orマッサージなどを行いほぐして やるようにする。



◆覚えておくこと

●一日中攣りが続いている場合はすぐにお医者さんに見てもらいまし ょう。循環器系に障害があるか、動脈硬化症の可能性があります。
●歩くと攣るが、安静にしていると大丈夫という場合は循環器に何ら かの障害がある可能性があります。 ただの脱水の場合もありますが、違和感を感じる場合はお医者さんに 見てもらうようにしましょう。


◆攣りを予防するためのサプリメント

●カルシウム 1500mg マグネシウム 750mg マグネシウム 400mg: 電解質の補給

●ビタミンE 400-1000IU:血液の循環改善、静脈瘤(静脈にある弁が 壊れ、血が逆流し、攣りやむくみなどが起こる)や活動中の攣りを防 ぐ。

●カリウム 99mg :カルシウム、マグネシウムの代謝に必要。また 電解質の一つ。

●ビタミンBコンプレックス 50mgx3回/日:血液の循環改善、細胞の 機能改善  *ただし肝臓疾患、通風、高血圧のある場合はナイアシン(ビタミン B3)はとらないようにする。

●ビタミンCとバイオフラボノイド 3000-6000mg/日:血液の循環改善

●ビタミンD3:カルシウムの吸収に必要。

●CoエンザイムQ10 100mg/日:血液循環、心臓機能の改善。血圧を下 げる。 

●亜鉛 50mg 100mg以内:カルシウムの吸収とビタミンBの活性に必要。 グルコン酸のトローチ剤(飴)の状態で取れると吸収が良い。

 
 
 
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