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@.状況把握能力
野球選手がキャッチする際の状況把握能力。
A.ボール確認からキャッチ動作を引き起こす刺激発現までの時間。
B.刺激からキャッチまでの反応時間。
C.キャッチからボールに移行するための動作時間
D.ボール捕捉のための動作時間
これらを主に視覚、聴覚、そして運動感覚を養うことによって情報収集、予測し、実行(動作)に移す。
A.正確な動きをする能力(←ウエイトトレーニングで一番必要なのはこれ)
A.ポジショニング能力=必要な筋肉だけ動かす能力
B.グレーディング能力=必要な筋肉をどれぐらいの力で動かしたら良いか調節する能力。
C.タイミング能力=必要な筋肉を必要な力加減で、「必要なタイミング」で動かせるように調節する能力。
D.リプロダクション(再現)能力=それらの能力を常に同じ状況で再現する能力。
B.素早い動きをする能力
A.動作開始の素早さ=状況変化を認知し、それに対応する能力。
B.動作切り替えしの素早さ=状況変化に認知、対応し、誤った動作を出来るだけ早く正しく切り替えられる能力。
C.持続性(集中力)
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スキルのための脳のトレーニング方法は確立していないが、イメージトレーニングはかなり効果があるといわれている。
1.うまい選手のフォームを繰り返し見て
2.自分がそのフォームをしているイメージを頭の中で繰り返し描き
3.実際に自分がそのフォームでやってみる
『身体の発見シリーズ 複雑性としての身体 ~脳、快楽、五感~』大築立志氏の「脳とスキル」
『スキルと学習 Skill and Learning』宮崎文夫
●特に”正確な動きをする能力”はウエイトトレーニングには非常に重要になります。
A.ポジショニング能力=必要な筋肉だけ動かす能力
B.グレーディング能力=必要な筋肉をどれぐらいの力で動かしたら良いか調節する能力。
C.タイミング能力=必要な筋肉を必要な力、「必要なタイミング」で動かせるように調節する能力。
D.リプロダクション(再現)能力=それらの能力を常に同じ状況で再現する能力。
ウエイトトレーニングにおいては、コンパウンド種目でもアイソレーション種目でもABCDの比率の配分が異なるだけで、基本的にはすべての能力が必要となります。
そして、この能力を養うためには、身体の歪みができるだけ少ない状態で、【質の高い練習を大量に行う】必要がありそうです。
科学的に合理的にトレーニングするのは大切ですが、本当に身体を変えたかったら、強くしたかったら、それらを押さえた上で、最後は【やり込む】【追い込む】という作業が必要になってくるように思います。
身体が壊れるようなやり方もまずいですが、スマート過ぎる練習もあまり変化がないように思います。